このたび、平成26年11月よりすずき脳神経外科クリニックを開院いたしました鈴木伸一です。

私は今まで大病院に勤務して多くの患者様の治療にあたりました。元気で回復する方がいる一方で障害を残して退院する方もいます。自宅に安心して暮らせるような環境作りも大切であり、何より発症予防の重要性を感じております。

これからは地域の皆様の健康維持の為に、これまでの脳神経外科専門医としての経験をいかして、的確な診断と治療をおこないクリニックならではのリラックスできる親切、丁寧な医療を目指します。

ご来院の皆様、これから来院予定される皆様へ

開院当初より、脳神経疾患を中心にMRI画像診断を行い、必要があれば、

リハビリテーションを駆使した治療まで幅広く行ってきました。

今後も、患者様の希望に沿った診断、治療を続けさせて頂きます。

医療の進歩により少しづつ治療法も変化しつつあります。

当院でも開院当初から疾患により、治療法が変化していますので以下にご紹介させて頂きます。

このコメントにて出てこない疾患などは、受付にて電話で聞いてみてください。

　急な脱力、半身麻痺、しびれなどがある場合は、すぐに来院頂き、神経学的検査を行い、その後MRI画像撮影をいたします。

脳梗塞、脳出血、などの診断が確定した場合は、早急に近隣の救急指定病院へ紹介しています。

　当院では、軽症の脳梗塞や認知症などで入院ができなかった患者様には、外来にて投薬観察、リハビリテーションを行うことで元の社会生活に復帰可能となった方が多くいられます。

　また、入院期間が短く十分なリハビリテーションを受けられなかった患者様は、外来にて継続リハビリを行っています。特に言語療法は、ゆったりとした言語療法室で長期間治療することでゆっくりと改善していく患者様が多くいらしています。

　当院は、日本認知症学会認定、教育関連施設に指定されており、日本認知症学会専門医として診断、治療を行っています。

　認知症の診断、継続治療、必要な場合は、リハビリテーションを含めた進行予防に重点を置いて治療を行っております。　また、認知症関連疾患についてもリハビリを含めて治療を行っています。

　1年ほど前より、新規の片頭痛治療薬が、発売され頭痛治療が脚光を浴びつつあります。片頭痛で悩んでいる患者様は非常に多く、かなり悩んで来院される方もいらっしゃいます。診断からそして治療まで数回の来院で見違えるほど生活が楽になった方が多くいられます。

　頭痛は、悩んでいるよりも治療を開始した方が、生活にメリットが多いと思います。特に、受験を控えた中学生、高校生は、勉強が楽しくできます。

　片頭痛治療に対して内服薬、点鼻薬、注射薬があり、さらに予防のための注射薬も複数出ました。

　いろいろ組み合わせながら、患者様のオーダーメイドの治療を行っております。

　パーキンソン病は、進行性の神経疾患ですが、最近は、症状に見合った内服薬が多くなり、うまく組み合わせることで進行予防がかなりできている疾患です。最近は、パーキンソン病に対して積極的なリハビリテーションが進行予防に役立つことが多くの論文で明らかになっています。当院でも、パーキンソン病患者様に積極的にリハビリを行って頂いており、長期間、投薬量を増やすことなく維持できている患者さんも多くいらしています。

　当院では、顔面けいれん、痙性斜頸、そして脳卒中後の痙縮に対して、ボックス治療を行っています。

　これらは、生活の質を改善する治療で、患者様それぞれ最終目標が異なるので、ご意見を聞きながらオーダーメイドの治療を行っています。顔面けいれんは、運転ができなくなった場合や対人関係で悩む場合は積極的に行います。痙性斜頸は、無理をして我慢して生活していると激痛になり多量の鎮痛剤を服用して来院する方もいます。

　町田では、ボトックス痙縮治療ができる施設が少なく、ご紹介を頂き治療を行っています。

　外傷後の高次脳機能障害や脳卒中後の失語症について言語聴覚療法士により積極的にリハビリテーションを行っています。これらの訓練は、長時間の訓練期間を要しますが、確実に改善を認めています。また、介護保険リハビリではなく医療保険でのリハビリが行えるため、介護保険サービス以外で訓練されている方もいます。ご相談ください。

　当院では、脳神経に関連する部位のリハビリテーションを行っています。頭痛、めまい、ふらつきでいらした患者様に投薬で改善しない場合は、リハビリを組み合わせて治療を行っています。投薬のみで改善しなかった患者様もリハビリを行うことで改善していくことが多く見受けられますのでご相談ください。

　この疾患について20年以上前より興味をもって診断、治療を行っています。20年経過した現在でもこの疾患の全貌が解らず診断治療に苦慮していることもあります。何らかの形でお役に立ち、治療をしていきたいと思いますが、病態が不明瞭なところもあり、経過が長く他院で治療を継続されていた場合は、紹介状を持参いただきますが、クリニックの性質上当院での治療が継続できないこともありますのであらかじめご了承ください。

　以上が最近当院に来院されることが多い疾患です。そのほかにもいろいろな患者様が来院されます。当院は、家族とともに来院されることが多く、混雑する日もありますので、是非電話にて予約をされてから来院していただけると幸いです。

リハビリテーション、放射線技師、看護師、受付スタッフ、が、頑張っています。クリニックも感染予防を徹底し、皆様に安心して来院頂けるように準備していきますのでよろしくお願いいたします。